酸を大事にするお酒・・・吉野という自然と発酵が進む多湿な山林地帯《酸がでる風土》なら酸を除こうとするのではなくそれと向き合えるだけの米の旨味を引き出す醸造スタイル。

吉野の風土に寄り添い
人の心に伝わり
感銘を与え
腑に落ちる酒
美吉野醸造株式会社
愛情たっぷりお酒造り
四條畷のお酒は、米と水と蔵付き酵母だけで造ります。
昔から伝わる製法、空気中の菌を使うから、菌を選べないんです。
なので、強い菌をつくるんです。
自然淘汰と自然共存を意識した手間暇を惜しまないお酒造りをしています。
洗米
米の表層に残留している糖分を取り除く為に、水洗いをします。米を入れる、水を入れる、洗う、の工程を秒単位で行います。

時計とにらめっこしながら、秒単位の作業、慌てます。

蒸し
程よく水分を含んだお米は、釜で蒸し上げます。

蒸しあがったお米は、麹菌が一番増殖しやすい温度になるまで、ほぐしながら、広げて冷まします。

麹づくり、床もみ
麹室(こうじむろ)という湿度30度前後、湿度60%以上の部屋で蒸米を捏ねます。

お米の塊をバラしていきます。規定の温度になるまで、お米をひっくりかえしながら何度も繰り返します。

シートを使って冷ましていきます。

酒母
小さいタンクでお酒の元を造ってから、だんだんとその量を増やしていき、大きなタンクでの仕込みへと進んでいきます。
このお酒の元を酒母と言います。

添え仕込み
仕込みタンクに酒母、麹、蒸し米、水を加えて醪を仕込みます。
麹や蒸し米は一度に加えず、「初添え」・「中添え」・「留添え」と、日を追って三回に分けて加え、これを「三段仕込み」と言います。

四條畷のお酒は、四段仕込みなので、四回に分けて加えます!

上槽
上槽とは、醪(もろみ)を搾り酒と酒粕に分ける作業を指します。
槽(ふね)と呼ばれる昔ながらの搾り機で搾ったり、ヤブタと呼ばれる自動圧搾機で搾る方法があります。

搾りで、一番最初に滴り落ちてくるのが、【あらばしり】
若々しく、すっきりとしたお酒。
次いで【中取り】
味と香りが一番整ってるお酒。
粕と酒に分ける最終段階を【責め】と呼び、
荒さを感じるお酒となっています。

自然淘汰と自然共存を意識した手間暇を惜しまないで醸した四條畷のお酒をお楽しみ下さい。

